「生きることを諦めなくてよかった」

2024年1月30日

これまでの人生のなかで、最も素晴らしいライブだった。

2024年1月27日(土)、東京町田にある老舗ライブハウス「プレイハウス」の40周年記念イベントに、活動休止中のバンド「エレジー」がトリとして出演させてもらった。

この場所でライブするのは7年ぶりだったらしい。

久しぶりに集まった仲間は、人間としての余裕が出て来た事以外、昔と変わっていなかった。

それがまたよかった。

ステージのスクリーンの裏で、懐かしい手たちと円陣を組み気合をいれる。

ゆっくり開くスクリーンの向こうには、復活をずっと待っていてくれたファンのみんながいた。

音響さんも照明さんも、何度も我々を担当してくれた心強い人たち。

ドリンカー横でイベント主催者「町田のお父さん」も見てる。

7年の間に知り合った仲間たちも見てる。

これほど幸せなことはない。

あの空間に居るみんなで、音楽を通して心を交わし、素晴らしい夜にする準備は整っていた。

メンバーの演奏する音が、最高に気持ちいい。

緊張は1ミリもしなかった。

声が、信じられないくらい強くしなやかに出た。

一音一音が会場の物という物を振動させ、共鳴した。

ファンのみんなの笑顔が見える。

感極まって泣いている人もいる。

大丈夫。

みんな幸せにするから。

みんな大好きだから。

演奏するたびにファンのみんなが歓声を浴びせてくれる。

幸せにしてもらってるのは、私の方だった。

シリアスなロックから明るいポップスへ、セットリストが進むたび、会場の熱気は上がった。

バンドメンバーのパフォーマンスも最高に熱かった。

最後はアンコールまでもらって、みんなで歌って踊った。

「生きることを諦めなくてよかった」

あの会場にいたすべての人のおかげで、そう思えるライブになった。

もちろん、私もがんばったことは認める。

でもそれ以上に、バンドメンバーやファンのみんなからの愛がすごかった。

私、生きていていいんだね。

改めて、1/27のライブを観てくれたみんな、関係者のみんな、バンドメンバー、ありがとう!

(写真は福島から来てくれたのんちゃんが撮ってくれたやつです)