「なんでこんなこともわからないの?」と思ったら

「なんでこんなこともわからないの?」

先日、そんな声が耳に入ってきたので、私の思うことをメモとして残しておこうと思います

長いので、お時間のあるときにどうぞ

※この文章の最後に3つのポイントをまとめたので、時間がないときはスクロールしてね♪

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「なんでこんなこともわからないの?」

あなたはそう思ったことがありますか?

私はあります
昔はよく思っていました
そしてよく言っていました

誰かに何かを質問されたとき、仕事先で後輩ができたとき、育った環境が違う人と接したとき……

他にもたくさんありそうですが、「自分と違うタイプの人」と何かに取り組まないといけないときによく思ったように感じます

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逆に、言われたこともあります

新入社員として職場に配属されたばかりの頃、地方から出てきた価値観の違う同僚がいた頃、慣れないアウェイな環境に放り込まれたとき、こどもながらに何かにチャレンジしようとしたとき……

思い出すだけで、肋骨や筋肉ごと心がギュッと押し潰されそうな感覚になります

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あれ?
もしかして?
自分がされたら嫌なことしてた?

そうです
されたら嫌なくせにやってました

「なんでこんなこともわからないの?」って言われて平気なのは、スーパーポジティブメンタル最強人間か、アニメ「ドラゴンボール」の孫悟空あたりでしょうか

大概の人は嫌な気分になるでしょう

自分の人間性を否定されているような
これまでの生き方を否定されているような
おまえは無能だと言われているような
いやーな気持ちになります

なんでこんなこともわからなかったんでしょうね

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では、なぜ人が嫌だと思うセリフを言うのか?

その答えは、「自分は説明が下手くそだ」という自覚がないからです

必死に伝わりにくい説明をし続けている
一生懸命伝えようとすればするほど伝わらない
仕舞いには、イライラして相手を馬鹿にし始める

なかなかにヤバい流れですね

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誰かに失礼な態度をとるのは、その人に甘えているからなんですって

甘えん坊さんです❤︎
公開赤ちゃんプレイです❤︎

今すぐやめたほうがいい

だったらどうしたらいいか?

答えはシンプルです
相手に文句言う暇があったら、自分が変わったらいいんですよ

相手が理解しやすい言葉で
相手が理解しやすい例えで
相手がすんなり受け取れる言い方で
言葉が伝わらないなら、文字や絵や具体物などで
そして、相手が気持ちよく受け入れられる態度で

相手も別の人格を持った、ひとりの人間だと理解して伝えるんです

リスペクト、大切

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なぜこう思えるようになったかというと、「娘が教えてくれたから」なんですね

我が娘は、知的障害を伴う自閉症
天才肌のちびっこアーティストでもあります

彼女は言葉が話せません
その代わりに「ちょうだい」などのハンドサインと、相手の手を引いて目的のものへ導く「クレーン」で上手に意思を伝えてくれます
その伝達力は、初対面の人にも伝わるくらい見事です

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さて、それでは言葉でコミュニケーションがとれる、母親の私はどうだったでしょうか?

「自分の伝え方が下手くそだ」と気がつくまで、「言葉」で意思疎通を図ろうとしていました

イライラして「もういやだー」と発狂しそうになったこともあります
そして出てきたのが、あのセリフ

「どうしてこんなこともわからないの?」

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もうみなさんおわかりですね

わかっていなかったのは私だったんです

娘に甘えて、自分が慣れている楽なやり方でコミュニケーションを取ろうとしていました
でもそれではいくら頑張ったって伝わるわけがない

自分の間違いに気づいてから、娘とのコミュニケーション方法を変えました。
発達支援のプロに相談して、伝わりやすい方法を勉強したりもしました。

伝わりやすい方法でコミュニケーションをとるようになってからは、意思疎通がスムーズになり、イライラすることもなくなりました

現在は、ただひたすらに娘が可愛いです♪
一緒にいて本当に楽しい♪

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ここまでいろいろ書いてきましたが、健常者とかしょうがい者とか関係なく、めちゃくちゃ大事なことです。
重要なポイントを3つにまとめてみました!

①「なんでこんなこともわからないの?」って思ったとき、本当にわかってないのは自分!

②イライラする原因は自分にある!八つ当たりせず現実を見る!

③相手を変えようとするなんて傲慢!自分が変わればいいのだ!

これだけでかなり生きるのが楽になりました
忘れそうになったとき、またこの記事を読んで思い出したいと思います