1. 基本理念
当団体は、ファンの皆様との健全な信頼関係に基づき、全てのお客様に公平で質の高いサービスを提供することを目指しています。同時に、アーティストが心身ともに安全で安心して活動できる環境を確保することは、団体の重要な責務であると考えます。
当団体は、カスタマーハラスメント(カスハラ)を、アーティストの尊厳を傷つけ、安全な活動環境を脅かす行為として許容しません。全てのアーティストを守り、団体の社会的責任を果たすため、以下の基本方針に基づき、毅然とした対応をとります。
2. カスタマーハラスメントの定義と対象となる行為
当団体は、カスハラを、お客様からの言動のうち、当団体の提供するサービスの範囲を逸脱し、以下のいずれかに該当し、アーティストの活動環境を害する行為と定義します。
• 暴力・威嚇、及びこれに類する行為
• 侮辱、名誉毀損、差別的な発言
• 正当な理由のない長時間拘束や、不必要な繰り返しクレーム、執拗な言動
• プライバシーの侵害、個人情報・SNSなどへの不当な詮索や開示要求
• 性的な言動や、わいせつな行為
• 合理的範囲を超えた過度な要求 (金銭、謝罪、無償サービス提供など)
• その他、アーティストに対し身体的・精神的な苦痛を与える一切の行為
3. 当団体の具体的な対応方針
(1) 組織的な対応の徹底
• カスハラ事案が発生した場合、担当者任せにせず、管理職や専門チームが連携し、組織全体として対応にあたります。
• アーティストが安心して相談できる窓口を設置し、プライバシーを保護しながら対応します。
(2) 毅然とした対応とサービスの提供停止
• 上記のカスハラに該当する行為があった場合、事実確認を行った上で、お客様に対し、明確にその行為の中止を求めます。
• 悪質性・重大性が認められる場合、または改善が見られない場合には、やむを得ずサービスの提供を停止させていただく、または関係機関(警察など)と連携し、法的な措置をとる場合があります。
(3) 事実確認のための記録(録音・録画)
• 当団体は、カスハラ行為が発生した場合、事実を正確に把握し、アーティストの安全を確保し、適切な対応を行うために、通話内容や対応時の状況、イベント時の状況等を録音・録画させていただく場合があります。
• この記録は、ハラスメント事案の証拠保全および対応の検証以外の目的では使用いたしません。
(4) アーティストの保護とサポート
• カスハラを受けたアーティストに対しては、産業医やカウンセラーなどと連携し、心身の健康を最優先にサポートします。
• 研修などを通じて、アーティストに対し、カスハラに関する知識と適切な対応方法を提供し、未然防止と発生時の対応力を強化します。
4. お客様へのお願い
当団体は、より良いエンターテイメントを提供し続けるため、お客様との建設的な対話を大切にしたいと考えております。
サービスの不備や問題点についてご指摘いただく際は、ご理解とご配慮をお願いいたします。アーティストに対するハラスメント行為は、彼ら・彼女らの心身を疲弊させ、結果としてすべてのお客様への活動品質の低下につながりかねません。
何卒、アーティストに対する人権への尊重にご協力いただけますようお願い申し上げます。
NICE LOVE RECORDS
