ハッとさせられる言葉に出会った

2023年7月4日

うちの娘は自閉症。

先日、ハッとさせられる言葉に出会ったから書いていく。

精神科の先生との面談の時、やわらかな雰囲気のおばちゃん医師がこう言ったの。

「自閉症の人はね、困ってないの。言葉が喋れなかろうが、字が書けなかろうが、偏食があろうが、本人はそれで幸せなの。困ってるのは、我々のような健常な人。自分たちが楽になるために、自閉症の人をなんとか型にはめようと、いろいろ訓練してもらうのよ」

衝撃が走った。

いつも「娘が人様に迷惑をかけないようにしなくちゃ」「少しでも普通に生きられるようにしなきゃ」って思ってるのが、すっかり癖になって、無意識のレベルまで到達していた。

その気持ちの中に、母として「楽ちんになったらいいなー」って気持ちが潜んでいたのに気づいた。

まぁ、それも完全な悪ではないんだけどね。

社会に出て困らないように、学校でなるべく不便がないようにって、発達支援センターに通わせてるけれど、実際に困ったり不便があるのって、本人じゃない。

我々周りの人間の都合で、訓練させられてるってことに「も」なるんだよな。

困ったとき、言葉や文字以外で「助けてほしい」と伝える能力が、娘にはすでにある。

必要なときにコミュニケーションを取ろうとする意欲がある。

それだけで、もうすでに凄いことなんだよな。

一方的に、自閉症児に訓練させるだけじゃなくて、「助けてのサインを汲み取る」「困っていたら助ける」っていう、健常者側の意識も大切なんだよね。

娘が発達支援センターに通うようになってわかったんだけど、

自閉症に限らず、障害がある人たちは、毎日何かしら訓練している。

健常者みたいに上手にできないことがあったとしても、我々の想像より遥かにめちゃくちゃ頑張っている。

その世界を知っているだけで、見え方が変わる。

生き方が変わる。

そんなことを思ったのでした。

※殴り書きだから、誤字脱字とか、意味がおかしなところがあるかも