遠距離恋愛の思い出晒す。DEAR…again!

2021年1月30日

遠距離恋愛はめっちゃ切ない。

2度ほど経験があるのだが、なかなか大変だった。
相手との仲がどうこうというよりも、自分の心の折り合いをつける方が、よほど大変だった。

この度、広瀬香美さんの「DEAR…again」を歌ってみて、いろいろな思いが湧きだしたので、書いていく。

「DEAR…again」ってどんな曲?

クリスマスまでには 間に合うように 私のもとへ帰って来てね

「DEAR…again」の歌詞より抜粋

SPORTSアルペンのCMで耳にしたことがある方も多い、広瀬香美さんのヒットソング「DEAR…again」。

モロに遠距離恋愛の歌詞だ。

しかもなかなかサクッと会えない距離……おそらく国境を超えた恋愛だ。
聴いていると、切なさでキュッと胸が締め付けられる。

歌詞を全部見たい人はこちらのページへ。ダウンロードもできる。
https://recochoku.jp/song/S20039522/

「DEAR」もある

メロディーは同じだけど歌詞が違う、「DEAR」という曲もある。

クリスマスまでには 間に合うように 私のもとへ帰って来てね

「DEAR」の歌詞より抜粋

サビの頭の部分の歌詞は同じだ。

こっちの歌詞には「遠い異国の恋人」とはっきり書かれている。

歌詞を全部見たい人はこちらのページへ。試聴もできる。
https://www.uta-net.com/song/11759/

切ないポイント

仕事のために、自分を置いていったはずの相手のことを、一切責めないこと。

キィィィィ!
私をこんな寂しい目に合わせるなんて、ひどい!
タダじゃおかないわよ!

という感じがないのがいい。

若かりし頃、遠距離恋愛をしていた時の自分とかぶる。

遠距離恋愛エピソード1

21歳の時、名古屋に住んでいた私は、神奈川県に住んでいるカメラマンと遠距離恋愛をしていた。

当時も私はミュージシャンで、名古屋クアトロで開催したライブに、取材に来てくれていたのがきっかけで知り合った人だった。

会いに来てくれるたびに嬉しいのだが、必ず別れがやってくる。
帰っていく人の背中を見送るのは、とても切なかった。

「DEAR…again」の歌詞にもでてくるけれど、離れている間は、忙しい相手のことを気遣って、連絡を控えたりする。

その分、相手からメールが来ると、とてもうれしかった(当時LINEはなかったし、スマホではなくてガラケーだった)。
今考えれば、相手も同じだったのかもしれない。

当時使っていたガラケー

その後、名古屋で活動していたバンドが2つとも解散してしまい、「せっかくだから関東で新しいバンドを組もう」と私が神奈川県に移住したので、遠距離恋愛は1年程度で終わった。

今はそれぞれ違う道を歩んでいるけれど、当時のことは、「良き思い出」として残っている。

遠距離恋愛エピソード2

2度目の遠距離恋愛は、29歳の頃。

神奈川県民同士でお付き合いしていた当時の彼が、香川県高松市に転勤になったのだ。
1週間後には引っ越すという急な展開で、ドラマみたいだった。

新横浜駅と新幹線

Skypeでビデオ通話したり、デコレーションメールでやりとりをしていたあたり、懐かしくて時代を感じる。

それでも、相手の顔を見ながら話せるのは、ディスプレイ越しでも嬉しかったし、手の込んだメールを受け取ると元気になれた。

「DEAR…again」の歌詞のように、相手からの連絡がしばらくなかったら、私は広瀬香美さんのように耐えられなかったかもしれない。

その後再び転勤で当時の彼が東京にきて、遠距離恋愛は終了した。

いろいろあって別れてしまったけれど、あの頃の切ない気持ちは、私の一部になって、さまざまな作品として生きている。

遠距離恋愛の経験は人を磨く

普段一緒にいることが当たり前になりがちな、カップルや家族。

離れてみて、初めて、その存在の大きさを思い知る。

渦中にいるときは、切なくて、心が擦り切れそうになったりもするが、だからこそ、一緒にいられる時の幸せを、より一層強く深く感じることができるようになる。

現在、自分の家族や友人たちを大切に思えるのは、遠距離恋愛の経験があったからかもしれない。

広瀬香美さんが、あんなに明るくて、あんなに人の心を暖かくできるのは、切ない経験があったからなのかもしれない……と想像してみたりする。

思いがこもってます

そんないろいろな思いをこめて、広瀬香美さんの「DEAR…again」を歌ってみた。

ぜひ聴いてほしい。

コメントやチャンネル登録も大歓迎。