「こんな事もわからないの?」と思ったら

「なんでこんな事もわからないの?」
「この間も言ったでしょ!何回訊くの?」
なんて思ったこと、ありませんか?

私はあります。

会社員時代は特に思っていました。
無茶な締め切りに追われるデザイン作業の中、集中している時に声をかけられたらもう、イライラMAX。

恥ずかしいことに、今思うと、相手に八つ当たりしていたんでしょう。
他人に怒りをぶつけるのは、ただの甘えです。

イライラしたのは、無茶な条件を引き受けた自分のせいで、質問してきた人のせいではないですよね。

あれから何年も経って、今は「こんな事もわからないの?」と思わなくなりました。
そして、随分と気持ちが楽になりました。

何故そう思わなくなったのか。
その理由は、「なんでわからないのか」を知ったから。

昨日、私が「九州の母」だと勝手に思っている友達と、テキストでやりとりしていました。
#絶対産んだ覚えないと思うけど

その中で、「言葉ってなかなか思うように伝わらないよね」という話になりました。
どんなに配慮して伝えているつもりでも、それは「つもり」でしかない。
言葉を受け取って、その意味を判断するのは、あくまでも相手なんですよね。

同じ言葉でも、人によってはポジティブに捉えるでしょうし、人によってはネガティブに聞こえる場合もあるでしょう。
その人の現在置かれている状況や経験によって、言葉の意味は変化します。

つまり、こちらの意志が100%正しく伝わることは、ほぼ無い。

では、どうするのか。

どうでもいい人には、そのまんまでOK!笑
全人類にそれぞれ全身全霊を捧げられるほど、人間のキャパシティは大きくありません。
どうでもいい人に誤解されて、ありもしない噂がたったとしても、その人がそういう人間だったというだけです。
#すげードライ

大切な人やよく関わる人には、そうもいきません。
することは、たったひとつ。
コミュニケーション。

まず聞く!そして答える!

「わからない」「教えてほしい」とサインを出してくれているときは、自分の言葉の意図を伝えるチャンスをくれているときです。
「なんでそんな事もわからないの?」と罵るのは、とんでもなく勿体無い。

100%に近づけるために、相手の話をよく聞き、それに答える。
これの繰り返し。

どれだけやっても100%にならない。
けれど、自分の気持ちをわかってほしい。
それなのに「この間も言ったでしょ!何回訊くの?」と言うのは、なんだか矛盾していますよね。

少しでもわかってもらえた方が、絶対お互いにそのあと楽ですもん!笑

「なんでこんな事もわからないの?」は、自分の伝え方が不十分な証拠。

もしそう思ったら、レッツコミュニケーション!

#変なプライドはいらないですよね
#不機嫌は甘え
#怒ることは暴力
#自分の課題は自分のもの
#相手の課題は相手のもの